知られていない建築士の仕事


私の所属している建築士会とは複雑な構成をしており、各都道府県ごとに建築士会が存在し、それらを統合する連合会が存在します。そのなかで、関東甲信越の建築士会の集まりの、さらにそのなかの青年委員会という委員会の会合が千葉幕張でありました。

各県での日ごろの活動の報告と会のあり方についての意見交換会です。

 

 

 

 

 

各県の建築士会はどんな活動をしているのでしょうか。

青年委員会の役割のひとつに、一般の方に会を知ってもらうための広報活動があります。

 

子供を対象にお菓子の家づくり教室を開催して、さりげなく建築士の仕事を紹介している地域や、やはり子供を対象に職業体験として(ヘルメットをかぶって)、1/2模型の木の家づくり(上棟式まで)をして、家づくりを紹介している地域がありました。

 

そのようななかで、一番評価されたのは、江戸、明治からつづく古いまちなみがありながら、住民がその重要性、貴重性に気づかず、古い家が使われないまま放置されている現状をなんとかしたいと、地元大学生とともに、調査、研究、啓蒙活動に取り組むまちの再生活動の報告でした。ほこりだらけの家を掃除して、地域住民と交流する活動も評価されました。

 

建築士と一般の方の距離を縮め、建築士を身近に感じてもらえるようにいろいろなかたちで建築士たちは活動しています。