いろいろあってのクリニック竣工現場




ここにたどり着くまで長かった気がします。

建設予定地の変更、近隣対応からの配置変更、鉄骨造から木造への変更、などなど。

床面積は400㎡に満たないのですが、決まるまでの紆余曲折がありました。

計画的に一番驚いたのは構造の変更でしょうか。

コスト面から、プランはそのまま鉄骨造を木造にするという点です。

不燃の構造体から木造にするには、プランに影響があります。

それは居室には窓が必要となるということ。

不燃の構造体では防火性能が高いので、窓がなくても対応できますが、木造だとそうはなりません(法律上)。

今回はほとんど平屋で一部2階有りだったからトップライトで対応しましたが、総二階建てだと難しいでしょう。

 

内部はコンパクトにまとまっており、使い勝手はよいと思います。

施工もいつもの通り良くできています。(看板は未施工です)

薬局は別事業なので、クリニックより道路側に建っており、クリニックが半分隠れてます。(意外と大きい)

一体の敷地に見せるという当初の計画からすれば、せめて外壁材を合わせる程度の協力があればなあ、と感じました。