小水力発電


水力発電はご存知でしょう。では”小”水力発電ってご存知ですか?


これは山梨県都留(とつ)市が設置した小川を使った水力発電所です。

見学してきました。

写真も撮ったのですが、防護柵がジャマできれいに映らなかったため、もらった資料を載せました。


要するに現代版水車による発電です。


古来、水車は臼をまわしたりする動力として使われていましたが、それを電気に変換している点でことなります。原理から言えば水力発電を小規模にしたものですが、自然エネルギーの実用化のひとつです。太陽光発電や風力発電など新しい自然エネルギーの利用が図られている昨今ですが、その費用対効果がものすごく優れているのがこの小水力発電であることを知りました。自然現象(日照、風量)に左右されず、メンテナンス時以外は常に発電可能という驚異の働きものです。発電原価は太陽光37~46円/kWh、風力発電10~14円/kWhに対して、小数力発電8~25円/kWhと目立った差はないにしろ、稼働率は太陽光発電12%程度、風力発電20%程度に対し、小水力発電は70%程度を誇ります。


下掛け水車、上掛け水車、らせん水車とタイプはいくつかるようですが、安いものなら5000万円程度から可能だとのこと。

落差1m程度から可能なようなので、用水路でも流れているような地域では検討されたらどうでしょうか。