GWに伊豆稲取温泉に行ってきました。
海なし県に生まれ、海なし県で生活している私には、海岸に行くことは特別な感覚を味わいます。潮風、磯の香、波音、そして果てしなく広がる水平線。なんとも言えない浮遊感を覚えます。
今回の宿は海に面したホテル。2階のエントランスが海抜9m台と表示がありましたので、宿泊した3階の部屋は海抜13m程度だと思います。東日本大震災規模の津波ではこの部屋も飲み込まれてしまうのだろうと思うと、恐ろしく感じました。
いまは穏やかに打ち寄せる波も、牙をむいて襲ってくることがあり得る。眼前に広がる海がうねりをあげて押し寄せる様を想像し、これまで考えたこともない海の力、自然の力を感じずにはいられませんでした。
どんなに生活が豊かになろうと、人間は自然とともにあるということ、人間は自然の中にあり、その一部でしかないということを改めて考える休暇となりました。
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